ヴィヤチェスラフ・シャブランスキー

ウクライナのパンチャー、シャブランスキー。
でかいくせに前後、左右フットワーク、カウンターも使える器用な選手。キックボクシングから転向しているようには見えない。技術的にはおそらくディフェンスも上手いんだろうが、気を抜くというか不用意なところがあり、タイトルを奪うには少し不安が残る。
同郷のロマチェンコのスタイルを目指しているようだ。

珍しい女性の解説。
相手がミドル級の選手とは言えやっぱりこのパンチは魅力的だ

ヴィヤチェスラフ・シャブランスキー

マイダナ引退

個人的に悲しいニュース。
アルゼンチンのマイダナが引退を正式に表明したみたい。
モチベーションが無くなったこと、それからメイウェザー戦の後にファイトマネーでの投資が成功しているって話だったもんで経済的にもボクシングをやる必要が無くなったようだね。
ボクサーとしても激戦階級で王者になり、ビックネームとは勝ったり負けたりではあったけど成功したと言えるでしょう。

戦績は素晴らしいんだが、初めて見たときはなんじゃこの下手くそボクサーは、と思ったもんだ。
乱暴者のボクシングで上手さとは対極にいるような選手だったけど、その対極の選手を尽く追い詰めてた。
彼が力業に徹したときの強さたるや、本当に凄まじくてメイウェザーはこうやって殴るんだって一つの見本を見せてくれた。
ブローナーなんか涙目にさせてたし最高にスカッとした試合だった。

マイダナさんたくさん休んでください。

マイダナ引退

アンドレ・ウォード VS アルクサンダー・ブランド

ブランドは戦績はいいが対した相手と戦っていない。バドゥ・ジャックに負けている。
一言で言うとつまらん。相手が攻撃的ならまだ見れるウォードだが、守備的な相手になると見てられない。

プレッシャーをかけるウォードがローブ伝いに横へ逃げるブランドを追いかける展開、ウォードはフェイントをかけてばっかりで肝心の攻撃がでない。
ブランドは勝つ気持ちはなくて、最終ゴングがなるのを逃げながら待ち続ける。

会場にはコバレフが来ていてウォードとの対戦を盛り上げようとしていたけど、勝敗以前に盛り上がるのだろうか…今日の試合でウォードを見ようというファンはいないだろうな…
考えてみるとやっぱりファンの関心はコバレフがウォードをどう破壊するか、だ。

前までは強敵に挑むウォードを応援していたんだけど、もうコバレフに滅多打ちにしてほしい。
とういうかウォードが勝ってしまったら、UFCに押されぎみのボクシングビジネスが終わる。

アマチュアボクシングも柔道やレスリングみたいにUFC養成所になりさがるのだろうか…

アンドレ・ウォード VS アルクサンダー・ブランド

アドニス・スティーブンソン VS トーマス・ウィリアムスjr

ビッグマッチが望まれるスティーブンソンの防衛戦。

攻撃の意識が高いコバレフに比べると、スティーブンソンは守りの意識が高く戦績ほど攻撃性はない、というか守備的な選手だ。KO率が高い理由は一つ、一発の破壊力が桁外れだ。
打ち込んでくる回数が少ない分、一方的に攻撃すると言うよりはプレッシャーをかけ合い攻守を交代しながら少しずつペースを奪う。
似たようなスタイルのリゴンドーと比べると攻守の切り替えが遅く、攻め込まれると危なっかしい場面もある。

ワンパターンでコバレフのジャブなら左を打つきっかけを潰せそうに見える。
無責任なファンの意見だけどベテルビエフでもいいから戦わないかな。
ベテルビエフなら3ラウンズ以内に倒してくれるでしょう。

アドニス・スティーブンソン VS トーマス・ウィリアムスjr

マイキー・ガルシア VS エリオ・ロハス

お帰りマイキー。
プロモーターのごたごたで戦線離脱していたマイキー、やっと復帰できた。
約2年半ぶりかな?

今回はスーパーライト級のリミットで少しぷよぷよ、ライトで戦うつもりのようだけど、体格的に厳しいきがする。

なめらかな足捌きに、殆ど軸を崩さないパンチ、守りもよく堅実なスタイルで惚れ惚れする強さ。
KOパンチも美しいなあ。
今のところ完璧な強さだよなあ。

スーパーフェザーはバルガス、ロマチェンコ、三浦など新しい顔ぶれも登場して盛り上がっているし、ぜひ参戦して欲しい。
その後でライト級に移ればいい。

マイキー・ガルシア VS エリオ・ロハス