相手のプリエトは戦績が良くKO率も高い、戦績だけでなく1ラウンドの動きを見てもスピードもあり、ジャブも力強く決して雑魚ではない。
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プリエトは戦略を誤った。
ベテルビエフにプレッシャーをかける。一か八かこれしかないと考えたのかもしれないが、そんなものが通用する相手ではない。
戦い方云々の前に試合を受けたことが誤りだ。
しかし弱点が無いわけではない。
ベテルベエフは相手が前進してきたとき、特に攻撃されながら前進されると後ろ重心の棒立ち気味になる。スティーブンソンのようなパンチのあるサウスポーにワンツーでこのタイミングを狙われると当たる上に威力も殺せずダメージが甚大だろう。
コバレフも得意の右のパンチにフォローさせる左でこのタイミングを狙うだろう。コバレフならダメージも狙える。
ただ、前重心でプレッシャーをかけているときの攻撃力はゴロフキンに匹敵するかそれ以上。真っ向勝負ならこの階級のどの選手でも破壊し得る。
そんな男と対峙するだけで精神をすり減らすのに弱点なんか分かっていても狙えないだろう。
崩しきる前に破壊される方が確立が高い。
3団体統一王者のウォードは彼の挑戦を受けるかなあ。
ウォードの生命線のインファイトでどつきまわされるんじゃないか?
インファイトでのショートパンチの破壊力は他に類を見ないしボクシングに絞るまではレスリングもしていたというのだから、ウォードが得意のレスリングすら通用しない。