今日の大田区総合体育館

内山陥落…
これからネットで散々叩かれるだろうなあ。
仕方ないよ、散々ビッグマッチで煽ってきて2ラウンドで倒されてしまったんだからアンチの恰好の餌食だよね。
相手のコラレスは内山の強打を恐れることなく思い切り打ち込んできたね。
内山はまったく反応できてなくて、コラレスのスピードに面食らったような感じだった。
初回始まった瞬間に表情から余裕が消え失せて、明らかに強張ってた。
その時この試合だめかもなあと思ったんだけど、案の定一ラウンドからいいパンチ食って効かされてた。
2ラウンドにもコラレスのスピードは圧倒的で、3度のダウンを奪われて敗北した。

内山は基本的にスウェイバックで後傾しながら後ろに重心を残したまま左で反撃して突き放すってパターンを確立していて、ある程度の相手ならこれで相手の射程距離の外側まで逃れられた。
だけど今回のコラレスはかなりスピードがあって反応が遅れた分、突き放せるだけの左を打ち込むスペースがなくなっていつものアウトボクシングができなかった。
内山の限界まで上体を後傾させれば強いパンチが飛んでこなくて、意外と安全だった。
コラレスくらいのスピードのある相手と戦った経験が乏しかったんだと思う、もしかするとスパーリングでもやったこと無かったのかもしれない。
簡単に中に入れてしまって、コラレスの早くてワイルドなパンチにまったく対応できなかった。
最悪の相性だったのかもしれない。

結果的に圧倒された。
引退かなあ…歳だししかたないけど、ビッグマッチ観たかったなあ。

今日の大田区総合体育館

エディギウス・カバリアウスカスvsデニス・イーベイ

僕の一押し、カバリアウスカス!
並ぶとかなり小さく見える、相手のイーベイは一階級下の選手だろうな。
今回はKOはあまり意識してないみたいで、色々試しているような感じだ。
第一線までは少しかかりそうだけど、早く暴れまくってほしいなあ。
個人的にはベテルニエフに次ぐ新鋭だと思って期待してんだよね
https://m.youtube.com/watch?v=UwXFJpH337U

エディギウス・カバリアウスカスvsデニス・イーベイ

ロマゴンvsアローヨ

次からメインイベントの噂もあるロマゴン、快勝してアピールなるか。

試合は序盤からロマゴンがガンガン詰めまくって打ち合いに持ち込もうとするが、アローヨのアマ仕込みのバックステップがそこそこ機能していて、簡単にロマゴンの距離にさせず、ロマゴンが力を込めたパンチを打ち込もうとするとアローヨが半歩下がる。ロマゴンのパンチは当たるものの、距離が合わず威力が殺される。

そしてやはり印象としてロマゴンはこの階級では体が小さくパンチは強いが飛び抜けたものではない。

中盤はロマゴンのエンドレスパンチに手を焼き、守勢にまわる時間が長くなってきた。
しかしクリーンヒットは奪わせず、カウンターを打ち込んでくる。

ロマゴンは7ラウンド辺りからノックアウトを意識し始めたのかパンチを強めに打ち込む。
すごい…コンビネーションや相手の出方に応じてラウンド毎にこれだけの強弱をつけられるのは他で観たことがない。

終盤になってもロマゴンは攻撃の手を緩めない。
判定でアローヨは勝てない。ここは倒すしかないが、倒す気迫はロマゴンが上回る。
そのままロマゴンが序盤からの攻勢を維持し、ポイントでロマゴンが圧勝。
連続KOは10で途絶えたとは言え、プロデビューからここまで負けなしは恐るべき強さだ。
ただこの試合気になったのは、アローヨから明確なダメージを奪えなかったように見えたことだ。確かに猛攻に曝され体力、気力的に弱りはしたもののパンチが効かされたようやシーンはなかった。
スーパーフライに階級を上げるなら、本格的に筋量を増やさないといけない時期かも知れない。

アローヨは途中靴が壊れたが集中を絶やさずに最終ラウンドまで戦い抜いた。負けたとは言え素晴らしい技術を持った選手でロマゴンでなければ、日本の王者なら倒せていただろう。

ロマゴンvsアローヨ

ゲナンディ・ゴロフキンvsドミニク・ウェイド

力の差がありすぎだったな。
ビッグマッチを求めすぎてリングに上がらない選手もいるけど、ほとんど間隔を開けずに戦うからどんどんファンが増えていく。すぐに倒しちゃうからダメージも少ないんだろうけど、世界中を転戦してきただけあってハングリーだ。

ゴロフキン、というか米黒人以外かな?
最近トランクス短いのが多いよね。
今回はサイズ間違ったのか、上に上げすぎなのか分からないけど、個人的にはちょっとカッコ悪く見えた。レミューの時はグローブの色とあってたんだけどね。

今回対戦したウェイドはサム・ソリマンにかなり苦戦して負けたような内容だったようで明らかな力不足だった。
特にパワーの差が歴然でウェイドのクリーンヒットを意に介さず、逆に当たりの不完全なパンチでぶっ倒してしまった。

ゴロフキンの最大の強みはやっぱりハードジャブだ。
今回のウェイドのように、長身で懐が深い相手にジャブを当てるのは本当に難しくて、普通は差し合いは避けると思うんだけどゴロフキンはそんなことしないね。
小細工抜きでいきなり強烈なジャブでウェイドを後退させてたね。
相討ちだろうがガードの上だろうがとにかくジャブをねじ込んでくるから、力負けする選手だと攻略は難しそう。
真に王者のボクシングって感じだ。

カネロはやるのかなあ?
記者会見でゴロフキンにジュニアミドルの試合をするなよって挑発されてたけど、カネロはこの怖い男を相手に意地を張れるか?
コットみたいに尻尾巻いて逃げるか?

ちなみにこのウェイドなんだけど、ウクライナのヒトロフと接戦を繰り広げたニック・ブリンソンをユナニマス・デシジョンで退けてるんだよね。
ボクシングに三段論法はないけど、ヒトロフの道はまだまだ険しそうだ。

ゲナンディ・ゴロフキンvsドミニク・ウェイド

剛腕で強豪を粉砕! エロール・スペンスVSクリス・アルジェリ

スペンスのテストマッチとして充てがわれたのは元スーパーライト級王者のアルジェリだ。
カーン、パッキャオ、プロポドニコフのパンチに判定まで耐え切った選手で飛び抜けた長所ないが、辛抱強く倒すのは難しいかと思っていた。
予想にはんしてスペンスが強打を振るい、自らが本物であることを証明した。

初回から積極的に攻めるスペンスだがアルジェリも元王者の実力者だ、足を使いそう簡単には当てさせない。
しかし離れ際でアルジェリのボディにスペンスは豪打を確実にねじ込んでいく。

2ラウンドはエンジン前回のスペンスが連打でアルジェリをコーナーに釘付けにする。
アルジェリはカウンターをとりたいがスペンスの豪打に体が固まる。このラウンドは滅多打ちにされた。

3ラウンドくっついても離れても強いスペンスに文字通り手も足も出ないアルジェリ。
少し恐怖の色を浮かべているアルジェリに対して休まずパンチをねじ込んでいく。

4ラウンド左でダウンを奪うも攻め急いだのか攻めが単調になり、攻勢の割にはパンチが当たらない。
アルジェリはこのピンチをチャンスに変えたいが、その気力はなさそうで傍線一方の展開を打開できそうにない。

5ラウンド早々スペンスに右腕でポジションをコントロールされ、体勢を崩されたところに渾身の左をねじ込まれノックダウン!このパンチは地味に上手かった。
立ち上がったアルジェリに4発まとめまとめノックアウト。

今後はビッグネームとの対戦になるだろうが、ブルック、サーマン、ポーター、ブラッドリー。
まずはブラッドリーのスピードを攻略できるか観てみたい。

剛腕で強豪を粉砕! エロール・スペンスVSクリス・アルジェリ

衝撃KO ゴヴォツディク VS モハメディ

旧ソ連国がが席巻する重量級。
もはや制圧されたと言ってもいいんんじゃないだろうか。

ウクライナ人、オリンピック銅メダリストのアマチュアエリートが今回テストマッチとして世界タイトル挑戦経験があり、前回この階級最強のコバレフと戦ったモハメディと対戦した。
コバレフと違い腕力よりははタイミングで倒すタイプだ。

衝撃的なKOでモハメディを粉砕し文句のつけ所の無いパフォーマンスだ。
ソ連勢特有のハードジャブで距離をとり、モハメディが踏み込んできたところへ右をズドン!
強烈な辺りには見えなかったがモハメディはしばらく起き上がれなかった。

コバレフに直接対決で勝てるとは思わないが、結果的にはコバレフより早く倒してしまっている。
大いに期待しておこう。

衝撃KO ゴヴォツディク VS モハメディ

ジョシュアがタイトルを獲得!

もっと先の予定だと勘違いしていたこの試合。
予想通りジョシュアが圧勝だった見たい。
イギリスのボクシングは今が熱い。

今後が楽しみな王者の誕生でこれでヘビー級が盛り上がらなければボクシング終わりだなあ。

試合の映像は楽しみにしとこう。

ジョシュアがタイトルを獲得!

パッキャオvsブッラッドリー

アジアの伝説、パッキャオのラストファイト。
序盤は駆け引きをしつつ主導権争いだが、若干パッキャオが上回る場面が多い。しかしブッラッドリーもパッキャオの踏み込みに右を狙う。

終盤にいくにつれ、お互いにパンチをまとめるシーンも増え、緊張感のある戦いだった。
ブラッドリーはリオス戦に続きコンディションはよさそうで超ハイレベルで高速の攻防を披露し、負けはしたもののファンの期待には答えた。

パッキャオに以前の爆発力は感じなかったが、高速の足さばき、特に踏み込みの鋭さは獣そのもの。
未だに現役選手の頂点だと感じた。
まだやれるが、ファンに惜しまれながらの今が有終の美を飾るには相応しいのかも知れない。
今後は政治家としてボクシングのような最高のパフォーマンスを発揮してほしい。
僕の中で彼は最強、最高のボクサーだ。
パッキャオお疲れさま!そしてありがとう!

パッキャオvsブッラッドリー

がっかりウォータース

僕の早とちりで決定したと思ってたけど、
ロマチェンコとの対戦は消滅。
ウォータースにとってこの戦いさリスクは高いけど、見返りも大きく受けてよかったんじゃないかなあ。
ロマチェンコは俺に勝てれば自腹で30万ドルを払ってやると強気の姿勢で、相当な自信家であり野心家で好感度が上がった。

それに比べてウォータースは100万ドル要求(そもそもHBOの予算が100万ドルなんだから払える分けないだろう)するわ、ロマチェンコのある意味挑発とも取れる提案も撥ね付けるわ、尻尾を巻いて逃げたと受けとるしかない。

ロマチェンコは階級上げるしか選択肢がなくなったな。

話は変わってスーパーライト級はポストルがクロフォードとの試合に同意したみたい。
クロフォード次第だけど、多分受けるだろうから楽しみだね。
全勝対決で統一戦、僕のお気に入りのマティセをKOしているポストルとクロフォードどっちが強いのかな。
クロフォードは天才で、実力は間違いないけど、戦ったビッグネームと言えば下から上げてきた小柄なガンボアぐらいで打たれ強さ、精神的な強さ、まだ試されていない部分も多いと思う。
予想は判定でクロフォード!

がっかりウォータース